Case Study
事例・実績詳細
真鍮の黒染め
課題内容
真鍮製品の黒染めをしたいが、処理できる会社がない。元々取引をしていたところが廃業した、事業撤退してしまった。
提案内容
真鍮の黒染め自体は古い手法ですが、処理できる業者が減っています。
真鍮の黒染めは酸化法による方法です。塩基性炭酸銅とアンモニアを用います。すっきりとした青みの黒色です。
・主な用途は、光学関係の防眩に適しています。
・素材に応じた処理条件を検討します。
当社では、真鍮の73黄銅(C2700)、64黄銅(C3600)などの黒染に適応します。
銅系は別の処理方法となります。「銅の黒染」を参照して下さい。
導入した技術・処理
真鍮黒染め
メリット
・真鍮との化学的反応なので、めっきと違い膜厚がありません。
・浸漬処理なので一度に大量の処理が可能です。
デメリット
・素材の材質、加工法、熱処理によって処理が難しい(染まりづらい)場合があります。